松本社長×スタッフ河井さん(歴8年) 対談

ぽっかぽか株式会社松本社長と
勤務歴8年のスタッフ河井さんによる対談を行いました。

 

社長:長年勤めることができている理由はなんですか?

河井さん(歴8年目):私は8年目かな?長年勤めておりまして働き始めてからの思いがあるんです。
定年退職をしてから60歳から65歳までは自由に過ごしていて65歳になった時に80歳の男女が働いて笑おうという笑顔のポスターを見て、100年の人生をどのように生きていくか考えてみた時に働くことに対しての緊張感だったり喜びを改めて感じたいなと思いました。
当時今の自分に何ができるかと考えたときに、昔ボランティアで子育て支援をしてきて自分はそこだったら力になれるのかなと思い、求人を探していたところぽっかぽかに出会いました。
最初は会社の名前に惹かれただけだったんですが、面接時に社長ご自身の子育てにまつわる体験談を聞いて、困っている人たちをサポートしたいという熱意だったり、お客様に対してこびない姿勢、24時間体制でスタッフを守る体制に魅力を感じました。
社長の思いに共感し、一緒に会社を作っていきたいという思いになりました。
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社長:やっぱりどのような思いで働くかって大事ですよね。
ぽっかぽかで長くお勤めされている方はお客様のお手伝いをし、お客様に貢献したいという思いが強い方が多くいらっしゃいます。
自分が暇だから、お金が必要だからという気持ちが強いと長くは続かないと思います。
働く上でどのような気持ちで働くのかというのを面接の段階で重要視するようにしています。
お困りごとをお手伝いしたいという気持ちに対して、共感できる人が河井さんのように長年続けてくださる傾向にあります。
 

社長:会社への不満はありますか?

河井さん(歴8年目):本人を目の前にして言うのもなんですが、全体像が見えてこないという点があります。
一人で現場に行って作業をすることが多いので、横のつながりが見えず自分の仲間の人たちがどのように働いているのかというのがわからないなと思うときがあります。
また、自分が所属している会社について自信をもって話したいと思っています。
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社長:安心してください!今対策を考えている途中なんです。
2つやろうとしていることがありまして....

1つ目はベビーシッター、ハウスキーパーのマニュアルがありますので、そのマニュアルを配るのではなく、数名単位で、事務所に来て頂き対面で定期的な研修の実施を検討しております。
これにより、横のつながりが見えてくるのではと考えます。

2つ目はスタッフの方は、自宅からお客様宅まで直行直帰し、現場では一人という環境ゆえ寂しい思いが時にはあるのではと思います。
もっとコミュニケーションの機会を増やしていきたいと考えております。

実は、事務所にいる社員には、既に話をしているのですが、スタッフに会いに行く、激励をしにいくという部署を作りたい(笑)
毎月は困難ですが、年に1回、スタッフへ会いに行く。
そして、コミュニケーションの場を設ける。
これにより「私はぽっかぽかに所属しているんだな」という気持ちが更に強くなったり、寂しさも幾分かは埋めて行けるのではないかと思います。
 

河井さん:実際、スタッフの仕事内容は把握してるんですか?

社長:結論はですね、把握してないです。
けど、実は社員の誰よりも現場を想像出来ると思います。
社員へ河井さんや他のスタッフも然り、仕事について相談した際、僕のエッセンスが入った指示をしてくれております。
基本的に問題が大きくなる前に芽を取りたいと思っている為、スタッフさんから受ける報告は、プラスかマイナスの内容なのかを分けております。
プラスの報告は、スタッフさんをありがとうと労い、マイナスの場合は腐敗してしまう前に対処を心掛けております。
マイナスの内容は、問題となり苦情等の原因となります。
よって、判断に迷う場合は僕にすぐに報告するように社員には伝えております。
そして、意思決定出来るという事は、現場を想像出来るからであると思います。

余談ですが、仕事をする際に、何か相談されたときは白か黒で答えを出すように心掛けています。
僕がグレーを出してしまうとスタッフさんに責任を負わせてしまう。
判断を迷った時は、僕の判断はスタッフを守れるか、信頼を勝ち取れるかという基準で白か黒かの選択をしています。
それで例えば白を選んで間違えていた場合は、ちゃんとごめんなさいとお詫びをし、反省して次に生かすようにしています。
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河井さん(歴8年目):マイナスな内容とは、会社の利益にとってマイナスということでしょうか?
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社長:それはですね、企業理念にあるようにスタッフを守れるかどうかということを基準にしております。
会社組織ですから売上を上げるや利益の確保は大事ですが、二の次と思っております。
まずは、その振舞い(言動、行動)はスタッフを守れているのか、その振舞い(言動、行動)は信頼を勝ち得ているのかという点を大事にしており、これが企業理念です。
それゆえ、そのマイナスな内容とは、スタッフを守れていないのではいないのでは?信頼が失墜してしまうのではと考えます。
 

河井さん:スタッフに対して思うことはありますか?

社長:「信じて感謝」ですね。
お客様宅という現場で作業をし、売上を上げてくれるのはスタッフ。
その為には、体と心が動いていかないと定期的に仕事は続かない。
続かないとお客様は困る。
だからこそ、「作業日時、作業内容だけを伝えるのはだめ!」と社員には話をしております。
「お客様は、このような事で困っていらっしゃる、悩んでいらっしゃるから、河井さん助けて下さい」というお客様のご利用される理由、目的、背景を伝え、スタッフの心が動くよう、動き続けるよう接していくようにと指示しております。
 

お二人とも:特色、強み、ポイント

河井さん(歴8年目):他社の経験がないため少し難しいですが自分が安心して働ける24時間サポートだったり適格な指示をいただけるという点です。
何かあったらなんでも相談ができるような環境ですし、お相手先と自分とのマッチングを考えていただいたりもするため、私は一つのお客様先と長く続くことが多いです。
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社長:スタッフさんとの関わり方が強みだと思います。
面接の時に他で仕事してましたという方もいるが、実際に仕事をしてもらうとスタッフさんから驚きの声をいただくことがあります。
ぽっかぽかでは、ただ仕事に行くだけではなく、お客様のお困り内容や背景をご説明するので、仕事に対する姿勢が変わりますとのお声を頂きます。
 

河井さん:会社が抱える課題、今後どのような会社にしていきたいですか?

社長:先程も少しお伝えしましたがスタッフさんが孤独なため、ぽっかぽかの仲間意識、連帯感のため激励の部署を作りたいと思っています。

今後の展望は、お客様に喜ばれ、スタッフ、社員からも働きがいがある会社を目指しています。
その目標に向かって頑張った結果、一流の会社にしていきたいと考えています。
それに比例して、売上も上げていくつもりです。
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河井さん(歴8年目):どのような基準で一流と判断するんですか?ご自身の気持ちの中での一流ですか?
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社長:スタッフ基準です。
それは、みんなが働きがいがありますと言える会社になればいいと思います。
これは、スタッフさんも社員含めてです。
 

河井さん:どのような基準で採用をしているんですか?

河井さん(歴8年目):1人で現場にいくときもありますが、何人かで一つの現場に行く際残念ながら他のスタッフの状況を見て、愕然としてしまう状況もあるんです。
どのような基準をもって面接をしているんでしょうか?
個人的な考えでいくとあまり向かないんじゃないかなという人もいらっしゃるが、やっぱり人数確保も重要でしょうか?
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社長:人数を確保することも重要ですが、どんな人でもやみくもに採用してしまうとクレーム等の問題に繋がる可能性があるため、実際に採用する人に関しては社員に任せて決めてもらっています。
実は、5~6年ほど前から僕の採用方針が変化して、「スタッフを育てる」という思いを大事にしています。
以前は、面接であまりぽっかぽかに合わなそうな人は面接の段階でご縁が無いと判断し、お断りをしてました。
しかし、スタッフを信じて、感謝という気持ちを大事にする指針に基づいて、現在は育てることに注力しています。
よって、河井さんが他のスタッフと一緒にお仕事された時に愕然されたスタッフの方は、今、成長中であろうと思います。
 

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